イラストレーターの服部ともあき ナースの一言
ホーム 絵日記 プロフィール イラストのお仕事 マトリョーシカ イラスト・ギャラリー リンク お問い合わせ
2010年
2010年4月
2010年3月
2010年2月
2010年1月
2009年
2009年12月
2009年11月
2009年10月
2009年9月
2009年8月
2009年7月
2009年6月
2009年5月
2009年4月
2009年3月
2009年2月
2009年1月
2008年
2008年12月
2008年11月
2008年10月
2008年9月
2008年8月
2008年7月
2008年6月
2008年5月
2008年4月
2008年3月
2008年2月
2008年1月
2007年
2007年12月
2007年11月
2007年10月
2007年9月
2007年8月
2007年7月
2007年6月
2007年5月
2007年4月
2007年3月
2007年2月
2007年1月
2006年
2006年12月
2006年11月
2006年10月
2006年9月
2006年8月
2006年7月
2006年6月
2006年5月
2006年4月
2006年3月
突然の心停止から命を救え!の巻

突然の心停止から命を救え!の巻

「新年あけましておめでとうございます」
2007年1月は、マイコが担当します。

では、みなさん「AED」ってご存知ですか?
最近は病院以外にも、駅構内やホテルなどで設置がされている「自動体外式除細動器」のことで、通称「AED」です。

「AED」とは?
テレビドラマとかで医者が患者の心臓に「電気ショック」をやっているのは見たことありますよね。
あの行為は医師のみがゆるされる行為でありまして、私たち看護師は行えません。

しかし、平成16年厚生労働省が「非医療従事者」による「AED」を使用した除細動(電気ショック)を可能としました。
除細動とは、心臓停止の時のみならず「重篤な不整脈」の治療にも行われる治療行為であります。

「非医療従事者」の「AED」使用のメリットは、医者の到着を待たずに迅速に「電気ショック」を行えるところです。

しかし、みなさん「使えるかなぁ?」って心配ですよね。
使用方法は「AED」の機械の音声ガイドに従いパッチをつけることで「電気ショック」が必要か解析してくれて、指示に従いボタンを押すことで自動的に「電気ショック」が行われる代物です。

皆さんイメトレしてみましょう。

1. 駅で倒れている人発見
2. 息をしていなく心臓も停止している
3. 駅員を呼び「AED」を持ってきてもらう
4. 「AED」が到着するまで心肺蘇生(人工呼吸と心臓マッサージ)をする
5. 「AED」が到着したら、音声ガイドに従い「AED」使用
6. 反応がない場合は心肺蘇生プラス「AED」の解析を繰り返し救急車の到着を待つ

心臓停止から心肺蘇生スタートの時間が迅速なほど救命率が高くなると言われています。

「AED」を使用したことのない方に使用を求めるのは正直難しいとは思います。
まずは倒れている人を発見したら「声をかけ」反応がなかったら「周りの人に協力を求める」という第一歩だけでその倒れている方の尊い命のリレーになると私は思います。

ちなみに、職業柄倒れている人を見たら私は声をかけますが、大概酔っ払いなのです。
それはそれで声をかけないより良いのかなぁ〜と思っている次第であります。

新年早々縁起でもない内容ですみません。
皆さんが「AED」のお世話にならないことを祈っている次第であります。

最後に心肺蘇生は、絶え間ない心臓マッサージが大切といわれ、人工呼吸2回に対し心臓マッサージは30回がワンセットとなっています。
ナースの一言ページトップへ
©イラストレーター服部ともあき